Engineering Bear

野球とエンジニアリングを楽しむブログ

PyCon JP 2019に参加・登壇しました(感想文)

こんにちは、お久しぶりですくまぴです。

また期間が空いてしまい、継続の難しさを感じております…
今日は、9/14~17に開催された(カンファレンスDayは16,17)PyCon JP 2019のふりかえりを書きたいと思います。
一参加者として関わった2018と比べて、スタッフ及び登壇者として参加した今年は、
PyConというものの楽しさ、難しさをより一層感じました。

今回は登壇した時のことを書きたいと思います。

TL;DR

  • 色々な方のサポートを頂き登壇にまで至れたので、改めて感謝を述べたい
  • 事前の準備をしっかりしたので、堂々と発表できた
  • 一方で反応がイマイチだったので、内容の精査の必要性を痛感した
  • もっと自分の推し技術に触れる時間を増やして、「価値観」を洗練すべき

トークが採択されるまで

今回、PyCon JP 2019に提出したCfPが通りました。
…いや、通ってはいないんですが、待機リストに残ることが出来ました。

その後、待機リストから採用に至ったとの連絡がありました。*1

そもそもCfPを出したきっかけとして、5,6月頃DjangoとJupyterを組み合わせる開発を各もくもく会でやっていたところ、
#pyhack にて「CfP出してみれば?」と背中を押されたので、乗っかる形で出してみた次第です。
出す分には損ないですからね。
Beginner向けかつ新設の15分枠なので、「こういうものもあるんだよ!」っていう紹介が出来ればいいかな、くらいの気持ちで送りました。
(これが上述の反応がイマイチに繋がったと私は思ってるんですが…)

PyCon JP 2019のタイムスケジュールにCfPの内容がそのまま出ているので、こちらからどうぞ。
pycon.jp

発表までの準備

繰り上げ採択の連絡を頂いたのが #pyhack 合宿中だったので、この話をした所、
#stapy スタッフのnikkieさんよりちょうど登壇者を探しているので、壁打ちの意味も込めてどうですか?と提案されたので
先んじて登壇しました。

startpython.connpass.com

↓資料はこちら
speakerdeck.com

発表した感想としては、会場の人の多さや発表練習不足によって緊張してしどろもどろになってしまったのが残念だということと、
DjangoとJupyterを触ったことある人でないと伝わりづらい内容だったかな、と聞いていた方の反応を見て思ったことです。

この経験を生かし、

  • 「Beginner向けの15分枠」ということを強く意識すること
  • 発表の原稿をしっかり作って練習すること

の2点をふまえて登壇用の資料を作り、練習を行いました。
#rettypy や #pyhack でスライドを見て頂いてアドバイスを頂きました、ありがとうございました。

いざ、発表

↓ギリギリまで調整して出来上がったスライドはこちら
speakerdeck.com

いざ壇上に上がると人がたくさんいてより緊張感が増しましたが…
なんとか発表を終えることが出来ました。
↑のタイムテーブルから発表の様子をアーカイブしたものがYouTubeにあがっているので、こちらも併せてどうぞ。(自分は怖くて見れないw)
カンペとしてiPadを手元に用意しながら発表したんですが、
途中からPCのスライドとiPadのスライド両方操作するのが煩わしくなり
結局カンペなしで喋ってました。(やはり原稿は頭の中に入れておくのが一番…!)

個人的には、今回はしどろもどろにならず喋れたんでよかったかな、と思っています。(発表については)*2

発表を終えて

やはり聴いた方の反応は気になるので、#pyconjp タグや会場の #pyconjp_2 のタグを終わった後に眺めていました。
他の登壇者と比べると「こんなものがあるのか」や、「こういうことか、覚えた」みたいな
「気づき」や「学び」を得た、みたいなツイート数に違いがあるなーと。
練習の段階で「この発表を聴くとこういうことができるようになる、みたいなイメージが欲しい」
とはよく言われていて個人的には意識していましたが、まだまだだな、と。

例えば、「Django-pandas」というライブラリ、私はDjango×Jupyter使う上ですごく便利だと思っていて
そこに反応した方も1人いらっしゃったのですが、資料としてはちょこんと紹介しているだけなので、
そりゃ気づきづらいよね、という…

反省・感想

内容について

DjangoとJupyterというホットワードを組み合わせる、といった点に目をつけたのはよかったかなと思います。
ただそれらを組み合わせることにより生み出す「価値」のアピールが足りなかった気がします。
その理由としては、単純にまだまだ自分自身が「Django×Jupyter」の真の価値に気づけてないからじゃないかな、と。
要するにまだまだ勉強不足というか実用経験が足りないな、と思いました。
利用はあくまで個人、かつサービスとしてリリースしてる訳でもないので…

Beginner向けということについて

上述したように、Beginner向けというのはむちゃくちゃ意識しました。*3
ただ、来てくださった方達を見ると、あまり自分の想定よりは遥かにできる人達が来ていました。*4
その意識から誤っていた感は否めないと思います。

15分という枠について

今年からできた枠ですが、15分というと「LTよりは長いがセッションのトークとしては短い」って感じだと思います。
その分、「何を残し、何を捨てるか」はよりシビアになるので、その物差しになる自分の価値観が
上述した限りだとちょっとずれていたのかな、と…

総じて

満足感より悔いが残る結果となりました。
改めて感じたのは、
「発表するほどの技術を、私はどれだけ使いこなせていたか?」
という点。
知らないものは当然発表出来ないし、
「知る」には知ろうする「機会」が重要。
その「機会」を捻出するほど、推したい技術に向き合う時間を作れなかった*5、と思いました。

最後に

苦い思い出とはなりましたが、そもそもの登壇に至れたのは
普段私も参加している #pyhack , #rettypy, #mokupy 各もくもく会でアドバイスやレビューをしてくださった皆様のおかげです。
またスタッフ業も行っていましたが、その際も発表のお手伝い等してもらいました。
この場を借りてお礼を申し上げたいと思います。

去年も感じましたが、やはりPyConは色々な方がいて、その方々に支えられて行われているのだと。
そんなところで登壇したのだから、もっと悔いなく終えられたらよかったのに、と強く思いました。
来年以降も発表然りスタッフ然り関わることができたら、悔いがないように普段から技術ともっと触れ合いたいな、と意識した次第です。

以上、読んで頂きありがとうございました。

*1:Twitterでそのことツイートしたっけなと思ったらしていなかったw

*2:なお発表の数時間前に突発的に入れた334ネタは盛大に空振りした模様

*3:DjangoとJupyterの紹介なんてあるし

*4:知っている方結構いましたが、大体実力者の方

*5:決して仕事やプライベートが忙しいわけではなく、単純に技術と触れ合う時間が少なかった